排尿感知システム
排尿感知システムの概要
日本のオムツ市場
日本衛生材料工業連合会の統計によると、2020年度の大人用紙オムツは、86億5,900万枚生産されています。
また、要介護3以上の認定者数は約230万人いると推定されています。
一方で、乳児用紙オムツは少子化の関係で年々生産枚数は減少している一方で、共働き家族の増加に伴い、子育てに十分に手をかけられない家庭も増えています。
従来の紙おむつの問題点
必要ない時に被介護者を起こしてしまう
時間でオムツを変える場合、変える必要のない認知症の方を起こしてしまうという介護現場の声があります。
一度起こしてしまうと再度寝るまでが大変なので、必要な時だけ交換できると介護者の負担を軽減することができます。
衛生面や感染症のリスクにつながる
場合によっては排泄後おむつ交換されないまま長時間が経過してしまうこともあり、衛生的でないだけでなく、かぶれや感染症のリスクにもなりかねません。
排尿感知システムの特徴
排泄を感知し、取り替えの時期を介護者に知らせるセンサーを取り付けたおむつです。
おむつに内蔵またはシールとして貼付されたICタグにより、タグの濡れを排尿として感知し、お知らせします。
感知用ICタグはおむつに内蔵
おむつにセンサーを内蔵することにより、利用者はおむつ交換時にセンサー装着の手間がかかりません。
また、通常のオムツと同様の履き心地を実現できます。
(シールタグ化も可能)
感知器はコンパクト設計の為、持ち運び可能
感知器はコンパクト設計の為、設置場所も困らず、持ち運びも可能です。
ベッドはもちろん、ベビーカーや車いすへ設置することで行動範囲も広がります。
チップ不使用の為、低コストで製造可能&使い捨て可
感知用ICタグは、従来のようなチップを使用しない為廉価で製造が可能です。
タグはアルミ製の為、使用後はおむつごと廃棄処分することが出来ます。
排尿感知システムの
メリット
- 乳児・高齢者を不必要に起こしてしまうことがなくなり、
介護や育児の負担が軽減されます - 排尿後長時間放置することがなくなり、
衛生的で、感染症のリスク軽減も期待できます。 - 廉価で使い捨てのため入手しやすく、
日常に取り入れやすいです - 排尿のタイミングがわかるため、失禁や便秘など排泄トラブルを把握することができます
排尿感知システムの
使用方法
感知マット(アンテナ)をマットレスの下に敷き、感知器(コントローラ)と接続します。
おむつに内蔵またはシールとして貼付されたICタグにより、タグの濡れを排尿として感知し、お知らせします。
排尿時の通知方法
感知用ICタグが濡れたら通知を発します。
排尿時の通知方法は、スマートフォンやクラウドでお知らせすることができます。